総務省電波資源拡大のための研究開発(令和元年度~令和4年度)
不要電波の高分解能計測・解析技術を活用した
ノイズ抑制技術の研究開発

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概要

ドローンやロボット等、広域低電力無線通信や高速・大容量通信等の無線通信機能を備える機器の安定運用を将来に渡って確保することが電波の有効利用上、重要である。しかしながら、これらの機器の稠密化による通信トラヒックの急増や、機器の小型・高周波駆動・高密度実装化による機器内の電磁ノイズ干渉などにより、受信感度劣化が懸念されている。このため本開発研究では、極薄でありながらノイズを効果的に抑制するノイズ抑制技術と、無線設備等における不要電波等の発生源や抑制設計手法を700 MHz~30 GHzの広帯域に渡って高度に計測・解析、および対策する技術を、図に示すように、5機関が相互連携して総合的に開発した。




MWE2022展示デモ

2022年11月30日(水)~12月2日(金)、パシフィコ横浜で開催されたMWE2022へ出展し、5G等の普及による通信トラヒックの急激な増加による周波数のひっ迫と、ドローン等の機器の制御に用いられる移動通信やGNSS等の通信ネットワーク等の安定運用の確保等のため、極薄でありながらノイズを効果的に抑制するノイズ抑制技術と、無線設備等における不要電波等の発生源や抑制設計手法を高度に計測・解析する技術を紹介した。実証実験および成果の啓発のための動画も製作・公開した。
期間中の登録者延3,822名、成果展示デモブースでの応対者149件、44件以上の質問や照会があり、本研究開発の成果を十分に啓発でき、社会実装の端緒も見出すこともできた。

展示デモで使用したポスターと動画をご覧いただけます(サムネイルをクリックして下さい)。

     
 ポスター:全体説明
(1ページ, PDF 0.7MB)
ポスター:テーマ別説明
(11ページ, PDF 4.3 MB)
動画:産業用ドローンを対象とした不要電波の高分解能計測・解析技術の活用
(9分35秒、MP4、502 MB)

(C) 東北大学未来科学技術共同研究センター 山口プロジェクト(メール連絡先